ヒートショックってご存知ですか?
これから寒さが本格的になりヒートショックに気をつけないといけません!
前職消防士で救急活動を1000件以上経験し、多くのヒートショックの方の処置をしてきた私 平井トレーナーが
・ヒートショックとは?
・ヒートショックの危険性
・ヒートショックの予防
を簡潔にお伝えします。
ヒートショックとは何か?その危険性は?
ヒートショックとは
、温かい場所から寒い場所への温度変化が血圧を大きく変化させる、その結果、脳や心臓へ負担をかけ、結果倒れてしまう恐ろしいものです。
ヒートショックが起こりやすいのは何と言っても「お風呂場」です。
お風呂に入る際は血圧の変化が大きくなります。
①寒い脱衣場で服を脱ぐと血圧↑
②更に寒い浴室で血圧↑
③お湯に浸かると血圧↓
だからこそ、お風呂場(お風呂に入る際)ではヒートショックに気をつけないといけません。
軽症だとめまいや立ちくらみで済みますが、重症になると「失神や意識障害」が起きます。
私もこの時期のお風呂場での救急出動は数多く経験しました。
重症だと後遺症が残り日常生活に戻れない方や、最悪亡くなってしまう方もいらっしゃいました…
倒れた方の習慣で多かったのが、
・浴室が脱衣場より寒い
・お湯の温度が高い
・お酒を飲んだ後の入浴
特に高齢者で起こりやすいのが特徴でした。
しかし、【ヒートショックは予防】できます!
ヒートショックの予防はどうすればいい?
ポイント1:浴室
・お湯を張る時は蓋を外し浴室全体を温める。
・シャワーでお湯を張る。
・お風呂に入る前にシャワーを出しておき温めておく。
・浴室のタイルが冷えている場合が多いのでマットを引いて置く。
ポイント2:お湯の温度
・お湯の温度は「42℃」以上は危険。
・「41℃」以下に設定して長くても10分以上は長風呂しない。
・浴槽から出る時は、急に立ち上がらない。
・ゆっくり立ち上がる。
・浴槽の外側に座り一呼吸置いて立ち上がる。
ポイント3:お酒と入浴
お酒を飲んだ後の入浴は危険なので絶対、やめましょう!!
お酒を飲むと血圧が下がってます。
その状態での入浴は血圧の変化が大きくヒートショックにとてもなりやすいです。
私も飲酒後のヒートショックの出動件数は上位に入るぐらい頻度も多かったです。
「お酒を飲むなら入浴後」覚えましょう!
最後に
ヒートショックは誰でもなり得る恐ろしい状態です。
誰でも出来る1番大事なポイントは
【誰かにお風呂に入ることを伝える】です!
これだけでも予防になりますので実践しましょう。
ヒートショックに気をつけて、楽しい年末年始を過ごしましょう(^ ^)
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